












この暖簾は型染ではなく筒描(つつがき)という技法で染めた。筒描はフリーハンドで防染糊の線(白い線)を描き染めていく手法。全てフリーハンドなので型染に比べ時間が掛かるし沢山作れない。しかしこの暖簾は筒描が良いと思った。
私がまだ実家の染物屋に勤めていた頃は神社の幟や神楽幕、大漁旗などに入る鶴亀の絵は大体筒描で染めており、何枚も鶴亀を染めてきた。自分にとっては馴染み深いモチーフであり、先代も先々代もその前から受け継がれてきたモチーフと技法である。
日本人にとっても馴染みのある鶴と亀を暖簾にする時は、昔から選ばれてきた技法で染める方が何かスピリットのようなものが宿るような気がした。
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テキスタイル名:鶴と亀
技法:筒描
サイズ:約W88cm (2巾) 約H 100cm
素材:麻100%
カラー:縹色/黒
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◯素材について
生地名:生平麻
経糸も緯糸も手績みの苧麻糸を使っています。
漂白されていないベージュや茶色の苧麻本来の色が杢目調に織り込まれています。麻生地らしい張り感と生地の凹凸が杢目と相まって自然な風合いが際立つ生平麻です。
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◯サイズ 横幅について
生地幅をそのまま使って染めているため横幅の仕上がり寸法にどうしても誤差がございます。86cm〜90cmの間で仕上がってきます。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
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◯洗濯方法
・のれんが十分つかる量の適当な大きさの容器に水を入れ、標準使用量の洗剤を入れます。
・手洗いをした後、水ですすぎます。必要に応じて押し洗いしてください。
・洗濯機等で軽く脱水します。
・脱水後、放置せず自然乾燥してください。脱水したまま放置しておくと、色うつりする場合があります。
・洗濯の際、色が出る場合がございます。
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※全て手作業にて製作しております。布の色や細かいサイズ感など写真と違うことがございますのでご注意ください。
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